Amazonレビューはあてにならない?やってしまいがちな失敗の原因と失敗しない商品の選び方とは

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Amazonや楽天、電子書籍サイトのレビューが好評だから買ってみたのに全然面白くない、思っていたのと違う。

 

普段から通販を多く利用する人なら一度はそんな経験があるのではないでしょうか?

 

 

 

 

この記事では一体なぜレビューがあてにならないのか。その理由を漫画での購入を例に分析しながら失敗しない買い物について解説していきたいと思います。

 

漫画意外の商品を購入する場合はそれぞれ置き換えて考えることで失敗せずに快適に通販ライフを送る参考になると思うのでぜひ最後まで読んでみて下さい。

Amazonや電子書籍サイトの評価はあてにならない?

楽天やAmazonでは日用品などにも多くのレビューが投稿されており、日々参考にされている方も多いのではないでしょうか?

 

実際の商品の性能や使い勝手について知るために重宝できるカスタマーレビューですが、商品の性質上書籍や漫画、映像作品というようなジャンルの商品は特に、どうしても雑貨品や道具などと同じような感覚でレビューを信用して買ってしまうと失敗を起こしやすい側面がります。逆に言えば単純な道具類のレビューは比較的あてにならないレビューの見分け方は用意になるとも言えます。

そもそもどういう場合にレビューがあてにならないのか、まずは簡単なところから大枠について考えてみましょう。

Amazonレビュー評価で無視していいもの(サクラなど)

まず、完全に参考にする必要のないレビューは以下のようなもの

  1. 明らかに日本語がおかしい
  2. 似たような文面の投稿
  3. 明らかに逸脱した内容

1は、外国人がわざわざ日本語で投稿する理由はないので、除外して問題ありません。

2は少し見分けるのが難しいですが、怪しいと感じた場合はレビュー者のページを確認してみるのがいいでしょう。

3は、高評価の場合はもちろんサクラの可能性が高いですが、低評価の場合もたまたまいわゆるハズレの商品が届いたと言う場合が想定されるので過剰に気にする必要はありません。

Amazonレビュー評価があてにならないケース

  • レビュー投稿者と使用目的や環境異なる場合
  • レビュー投稿者と求めるクオリティが異なる
  • たまたまレビュー投稿者もしくは自分が質の悪い製品にあたった

サクラなどを除く正当な評価レビューでも大まかにはこのような理由からレビューと自分の感想との差が生まれることが多いです。

もちろんAmazonや楽天、電子書籍サイトのレビューは本来購入の参考になるものですので、一概に全く参考にならないということはありませんがそれをあてにして購入する場合には少し注意が必要です。

 

それでは、なるべく失敗をしないために詳しく分析してみたいと思います。

Amazonや電子書籍サイトのレビュー評価があてにならない理由

1,求めるものが異なる・評価基準が一定ではない

 

まず一番の理由はレビューの投稿者と自分との求めるものがズレている・評価基準が異なるという点があります。

 

レビュー者と購入者の求めるものが異なる

ワンピースを例に見てみましょう。

最新刊においても2500件近くのレビューで9割の評価を得ている皆さんご存知の作品です。

想定されるワンピースの主な評価は以下のようなもの。

 

    • 感動・泣ける
    • 戦いがアツい
    • 冒険ロマン

 

仮にこういったレビューが投稿され、評価が9点だったと想定した場合。(星5つで半分の評価があるので10段階評価とした場合。星4.5の状態)

 

確かに評価としては9点で、これは面白い漫画だ、ということになるのですが、この点数を信用して恋愛作品を探している人が購入してしまうと、当然購入は失敗に終わる可能性が高いです。

 

 

当然のことのように思えますが、簡単な図でよりわかりやすく理解すると、求めているものとの一致部分もある一方、不一致の部分がより大きくなるというのがわかるかと思います。

もちろんこれは極端な例で、通常恋愛漫画を探している人がワンピースを間違って購入することはないですが、このようなレビューと購入者のズレがどうしても発生していまします。

さらに自分の求めているものと一致するレビューも含まれるため、勘違いも発生しやすくなってしまうのも当然ではないでしょうか。これは日用品や道具類など他の製品でも起こりやすいレビュー者と購入差の齟齬なのでどの部分が自分の求めるものと一致しているのかしっかり見極めることが肝心です。

 

漫画の場合、例えばこれが同ジャンル内で発生することを想像してみてください。

「コメディ寄りのラブコメ」と「日常パートではコメディ色がありながら恋愛は真剣」

このような違いをレビューから読み取るのはかなり難しくなってきます。

場合によってはさらに勘違いの起こりやすい状況が発生することも想像できることかと思います。

レビュー者の評価基準が一定ではない

こちらは少し前に話題になったタコピーの原罪という漫画です。

 

画面・内容ともにセンセーショナルで才能を感じる作品ではあるのですが、インパクトを重視した粗が目立つ作品とも言えます。

 

これはどちらもこの作品を表す評価ではあるのですが、レビューするとなったとき、マイナスポイントとプラスポイントのどちらに重きを置くかという基準は人によって大きく異なります。

 

こういった意見を二分するような作品でも、後述の逆転現象が起こりやすくなります。(詳しくは次項最後の作品への評価とレビューへの評価が逆転する理由にて)

2,レビューを書いている人が前情報を持っている

次に、少し難しいのですが、その本を買ってレビューを描いている人というのは、事前にある程度下調べをしており、その作品と親和性があることを前提に購入している可能性が高いという点です。

 

 

 

レビューでおすすめしている人の具体例

 

 

・作者のTwitterなどをフォローしている

・掲載雑誌ですでに読んでいる

・前作からの流入など

 

 

ジャンルや作者を評価しているケース

その他にも、「ジャンル自体が好き」「作家自体が好き」といった一定の基準ありきでの評価を行っている事が考えられます。

 

例えば、格闘マンガを買ってレビューを描いている人は、仮に面白くなかったとしても格闘マンガという時点で最低値で3点くらいのレビューをつけるかもしれません。

 

Amazonで殆どの作品が星4以上のレビュー評価の理由

Amazonのレビューを見ると特にわかりやすいですが、どの漫画もほぼ星4以上の評価(実際には10段階なので8以上)を獲得しており、星3は稀、星2の作品などは極端にレビュー数の少ないものを除けば殆ど見かけないかと思います。

 

この原因が先程あげた親和性によるものであると推測できます。

 

つまり、せっかくお金を出して買うんだから、絶対面白くないだろうというものはそもそも買わないということです。そうなると、よほどの失敗が起きない限りは低評価と言うのはつかないことになります。

 

なので、星1をつけているレビュワーが居た場合でも、その理由は殆どの場合で「作品が面白くない」ではなく、「展開が思ってたのと違ってきた」というようなものではないでしょうか。

3,愛好者から支持を得ているもののクオリティが伴っていない作品

総合評価の星は高いのに、レビューを見ると最も支持されているのは星1の低評価レビューという倒錯パターンもよく見かけます。

 

レビューを見て買った人の評価

先に上げたような状況が発生するのがまさしく、レビューを見て買ったいわば二次発生的な購入者層によるレビューになります。

つまり、この記事を読まれている読者さんのように「レビューを見て買ったのに失敗した」という人が多い場合にこういった状況が発生します。

 

なぜそう推測できるかは前述の通り一次購入レビューでは低評価が大量に付くということは考えにくいためです。

 

作品への評価とレビューへの評価が逆転する理由

原因としては、ジャンル好きには面白いものの、展開がそちらに偏りすぎていたり作品のクオリティ自体は高くない、というような場合にこういった現象が起こりやすくなります。

 

とくに最近流行りの異世界モノなどでよく見かける現象ではないでしょうか。

 

このジャンルはどうしても元は素人作家の作品が多い都合上、正式に漫画家デビューされたプロの作品のレベルを期待して購入すると設定や構成に不備を感じる人が多いのかも知れません。

前項で少し触れたタコピーの原罪について見てみましょう。

この作品の評価は9/10(星4.5)

しかし参考になった上位のレビューコメントは以下のようになっています。

 

一番評価されているレビューこそ高評価ですが、その後は低評価レビューが支持を集める逆転現象が発生しています。

 

詳しく内容を見てみると、

「(面白いと聞いたのに)何が面白いのかわからんかった」

「話題らしいので読んでみた」

「まあ、はやりにのったが。」

 

このように各人レビューや話題を見て買った二次的な購入者であることがわかります。

 

やはり二次的な購入者はレビューを参考にして購入、失敗して低評価のレビューを投稿することが多く、逆転現象の原因になっているようです。心なしかコメントにも苛立ちの色を強く感じるのはレビューで期待していたためではないでしょうか。

しかしこの作品は上記のように上下巻ともにほぼ同数(2500件近く)のレビューを獲得した上でどちらも星4.5の評価であることから、高評価レビューがより信用できるのではないかという推測を立てることもできます。

レビューがあてにならないならどうやって買うべき?

1,おすすめ機能を利用する

それではどうやって新規開拓すれば良いのかという話ですが、一つはおすすめ作品を利用するという方法があります。

 

自分が好きな作品の、特に最新刊に出てくるおすすめ作品であれば、自分の好きなその作品を最新刊まで読んでいる人が他に読んでいる作品なので自分との親和性ある程度担保できる可能性が高いと言えます。

2,ジャケ買い・衝動買い

あえてこれをオススメする理由は、レビューや評価を調べて購入すると「せっかくレビューを見たのに」という残念さが増すためです。

 

面白そうな気がするという直感だけの衝動買いであれば、仮にハズレでも「ハズレだったか」というだけで心理的ダメージは少なくて済むのではないでしょうか。

3,実際に聞いてみる

筆者としましてはジャケ買いなどの直感はあながち馬鹿にできないとも思うのですが、ではジャケ買いではギャンブル性が高すぎるという方やたまたま目についた作品が面白いかどうか知りたい場合はどうすれば良いのでしょうか。

 

これに関しては一番確実な方法はたくさん読んでいる人に聞くという方法です。

SNS時代なので詳しい人に聞いてみるのが結局は一番いい方法です。

 

管理人を含め何かしら漫画の情報を発信しているサイトやアカウントと言うのは、少なからず自分の今まで読んできた漫画の情報を誰かのために役立てたいという思いはあると思うので、気軽に質問してみると答えがもらえるのではないでしょうか。

 

当サイトのメールやTwitterからも質問は歓迎しているので気になる方は気軽に質問してみてください。

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レビューがあてにならない理由のまとめ

以上のように、作品ページのレビュー評価にはあまりこだわらず、あくまで参考程度にとどめておくのが賢い使い方ではないでしょうか。

この記事でレビューがどのような過程で書かれているかを知ることで、点数をそのまま鵜呑みにするのではなく一度冷静に判断するための一助となれば幸いです。

 

ただ最終的に最も確実なのは人に聞くという方法なのは間違いありません。

とくにたくさん読んでいる人であれば、自分の好きな作品も読了済みである可能性が高く、幅広い作品の中から希望に沿った漫画を提案してもらえることでしょう。

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