『あさひなぐ』
感想とレビューを紹介
作品情報
・タイトル:あさひなぐ
・作者 :こざき亜衣
・ 発売日 : 2011/4/28 ~
あらすじ
舞台
近年まで女子校であった名残から女子生徒の比率が高い二ツ坂高校が物語の舞台。
とはいえ教室などの登場はほとんどなく、ほぼ道場と試合会場、後はお寺です。
概要
高校入学、押しに弱く新生活に胸を高鳴らせていた東島旭は部員収集に不安のある薙刀部にとって絶好のカモであった。
素人でも強くなる、運動が苦手な人こそ向いているというような甘言に乗せられ、同じく強引に連れてこられた紺野さくら、八十村将子とともに入部することとなる。
根性と度胸だけは一人前の特別才能があるわけでもない一人の少女が厳しい練習にも耐え、努力を重ねときには勝利の喜びを知りながら物語は進んでいく。
既刊一覧
5巻まで無料で試し読みできます。
(キャンペーンは変更になる場合があります)
見どころ
💡劇的に演出される地味な努力を重ねて得られるわずかな成果が見どころ!
「圧倒的な才能に憧れる」「努力の結果特別な結果が得られる」そんな話は多いけれど、「努力の末に掴んだ僅かな成果を劇的に描き出す」そんな作品があってもいいんじゃないでしょうか。
繊細かつ底しれぬ熱量のある作品です。
女子高生らしいじゃれあい、辛い練習、仲間。
様々な青春を彩るファクターがバランス良く散りばめられていて、ここまでの完成度のスポ根モノはなかなか見かけないという完成度のよくできた青春ストーリー。
すべてが不自然なく流れていて、蛇足のような話が一切ないです。
作者
作者は「こざき亜衣」
本作が2作目の商業作品になります
作者は本作の執筆に当たり一年間薙刀の取材を行ったという力の入れよう。とはいえ一年の取材でこれだけのものが描けるならお釣りが来るくらいですね。
ホームページ・SNS
過去の作品
(別名義、読み切りを含む)
- 美少年の描き方
- さよならジル様
- 超秘密戦隊ムシャレンジャー
- あさひなぐ
作者のその他の作品
感想
主人公の努力する姿が印象的です。
しっかりと明確な本線があって、ちゃんと感動させられる作品にもかかわらず、違和感なく小ボケが入っているので、どんどん読みすすめても疲れず、読後感がスッキリしています。
内容は全く違いますがその辺りの作りは鬼滅の刃とよく似ています。
鬼滅の刃は全力でボケてきますが、こちらは読者を笑わせるというより高校生の等身大のふざけ合いという感じでほっこりします。
ネットの評判
支持意見
いつの間にかこのページにたどり着いたのならとりあえず読んでみてほしい 心理描写も丁寧だし、テンポよく読めます キャラも多彩で必ず惹かれる要素がありますから!
(引用:https://amzn.to/3p5zo3d)
薙刀に全く興味も無ければ、絵柄が好きだった訳でも無く、 なんとなく手に取った一冊でしたが、 随所に散りばめられた数々の見どころや、 登場する人物全てが、しっかりと命を吹き込まれており、 人物同士の関係のバランスの良さや、 期待を裏切らない秀逸なエピソードの数々など、 枚挙に暇がありません。絵もとっても綺麗です。
(引用:https://amzn.to/3p5zo3d)
先日コンビニで見かけて手に取ったんですが、、これはいいスポ根学園ものですね。 いつのまにかに全巻ポチって一気読みしてしまいました。漫画を一気読みしたのは ひさびさでした。
(引用:https://amzn.to/3p5zo3d)
不支持意見
一言でいうと、始まりがありきたり。ちは◯ふると同列っぽい漫画なので買ってみましたが、第一話から引き込まれたって感じはこの本にはありませんでした。日記のように淡々と進んでいく感じです。私は1巻読んだあと、これはいいや〜時間の無駄かなとまで思ってしまったくらいです。
(引用:https://amzn.to/3p5zo3d)
とにかく絵に魅力がない、下手なだけならまだしも。
(引用:https://amzn.to/3p5zo3d)
薙刀と言うあまり描かれないテーマに対する興味 と言う一点だけで2巻を読み始めるまではさせられたがココまで。 共感できない部分が多すぎて3巻を読もうと言う気にはならなかった。 特に主人公チームの自己評価の異常な高さが理解できない。
(引用:https://amzn.to/3p5zo3d)
ちなみになぜかタイトルロゴと1巻の表紙を見て書道漫画だと思っていた人が多数いるようです。
違うんです、これ書道じゃないんです。
総評
単純に構成がすごく良く出来ている。
どんな作品でも、それはないだろというようなご都合主義や無理な展開、何処かで見たような流れというのがあることが多いですがこの作品では全く目に付きませんでした。
全く無いとは言いませんが、上手く処理していると言うか、ちゃんと説得力があるから気にならないのかもしれません。
感動する物語がよみたい、アツくなれる話が好きという方はぜひ。
ネットのレビューでは、序盤ではちらほら否定的な意見もあるものの最終巻ではほぼ全てのユーザーが高評価を付けており、そういう意味でも最後まで読む価値のある漫画であり、また、ラストも読者にとって期待を裏切らないまとめ方をしてくれていることがうかがえます。
関連情報
メディアミックス
実写映画化された作品ですが、アニメ化はされていません。
●映画・ドラマ
(出演:西野七瀬, 桜井玲香, 松村沙友理,他)
コメント