月300 冊読む管理人が使っているのは?
5500円分買って比較してみた
注意
当ページでは1話ごとの感想を掲載しています。まだ読んでいない人にはネタバレになる可能性があるのでご注意ください。また、展開の列挙やセリフの一覧などいわゆるネタバレが知りたい人向けの内容ではありませんのでそちらもご了承願います。
作品情報
書籍情報
・タイトル:暴食妃の剣
・作者 :もちろんさん/猫子
・発売日 : 2020/4/25
・掲載誌 :オーバーラップ
最新刊までの一覧
「暴食妃の剣」2巻
各話の感想(ネタバレ注意)
登場人物
- ディーン
主人公。
- ベルゼビュート
主人公の武器に宿る悪魔の少女。
- マニ
主人公と旧知の鍛冶屋の娘。
- エッダ
故郷の問題を抱えヒョードルの教えを受ける最強種族の少女。
- ヒョードル
高ランク冒険者の男・ディーンの師匠。
「暴食妃の剣」2巻のあらすじと感想
『暴食妃の剣』2巻【第7話】
追え!黄金魔蝸!

ワイトを倒したさもしいディーンは過剰に素材を剥ぎ取ろうとし白い目を向けられる
ワイトの骨はうまく売ると5日分の食費、ディーンなら10日凌ぐことも可能だそうで、ハングリー精神がすごい
好きだぞ、そういうとこ、周りの目なんて気にするな!
というか普通に5日分の食費は結構じゃない!?
と思いきや更に重箱の隅を突くように骨を解体していくディーン
うん…良いと思うよ
ゴルドマイマイに遭遇するも倒せず後を追うことに。
カタツムリのくせにクソ速ぇ!!
亀だと見くびってたミドリガメが突然走り出したときより速い!
途中、同じくゴルドマイマイを追うパーティに遭遇するが、それはディーンを置き去りにたクズパーティ!別の荷物持ちを雇い似たような扱いを繰り返しているらしい!
クズめ!
強気に出る元メンにディーンが睨み返せるだけの力を得たのは読者的には胸がすく思いですな!
いいぞ、ボッコボコにやっちまえ!
と言いたいころですが本作はそういう作風ではないようです
その場を後にしたディーンたち、負傷した仲間を置いて一人でゴルドマイマイを追ったリーダーのもとにたどり着くが、男はモンスターに囲まれマニは逃げることを勧める
おお…マニさんのこの感じはブレないなぁ!
因みにその意見には賛成だ!
『暴食妃の剣』2巻【第8話】
ザリオスのように

「あんな奴助けなくていい」と心をなくした目のマニさん
そのとおりなのですが、サブタイでお気付きの通りこの男、聖剣伝説のザリオスに憧れてこの世界に入ったクチ
しかし助けたところでまた別の被害者を生むんじゃないかこの男は!?
モンスターを引き受け男を逃がし、ベルゼビュートをプチデモルディ!
いや余裕!
ベルゼビュートに任せておけば万事つつがなく解決するのですが、ディーンはそれを良しとしないややこしいタチの男なのだ!
早々にベルゼビュートの召喚を解きこれにより形勢は悪化
マニさんも参戦だ!
マニさん戦いも強かったら本気怖いんだけど、どうやら強そうなんだよな…
『暴食妃の剣』2巻【第9話】
死闘!黄金魔蝸

辛くもモンスターの掃討に成功するも、無茶をしたためマニに怒られる
実際全く意味の無いリスクなのでディーンは冒険者向いてないかもね!
なかなかに迫力の戦闘シーンなのでぜひ本誌もチェックしてみてください!
マニさんそれは言い過ぎぃ!(上画像シーン)
無事ゴルドマイマイの素材も回収し、レベルも金銭的にも余裕ができるとされる20まで上がる
ゴルドマイマイ解体中よだれを垂らすベルゼビュート…何でもいいのかお前は…
『暴食妃の剣』2巻【第10話】
軍の横暴

素材を売って現金収入を得たディーンはベルゼビュートと肉を買いに出るが、軍の暗部を目の当たりにし、逃げ出そうとするも目をつけられる
これは良い展開!
いや、軍のほうじゃなくて、ベルゼビュートの給餌回はいいですよね!
一番興奮するやつ!
連れて行かれそうになったところへ、かねてから世話になっており人望も厚い尊敬する冒険者の一人ヒョードルが現れ助けられる
何やら兵たちの弱みを掴んでいるようで、こういうキャラは強い!
力もありそうだけどこういう強さもクール!
因みにしょーもないクズ骨まで採集すると売れると教えてくれたのもこの人だった!
初心も忘れていないわけですね!
ヒョードルは最強と言われる希少部族の少女エッダに冒険者について教えるため翌日迷宮に向かう予定らしくこれに誘われる
ディーンなんか連れて行っても役に立たなくない?
もちろんベルゼビュートのことは知るはずないだろうし…というかどうするんだろう、バラしちゃうのかな?
エッダのヒョードルへの態度についてディーンがつっかかり返り討ちに合うが、根は悪い人間ではない様子
ディーンボッコボコ!
エッダちゃん容赦ねぇ!
わざとじゃなかったのね
【第11話】『暴食妃の剣』2巻
オーガチキンのドリア

今回の目標は鉱物の悪魔で、ヒョードルにエッダと二人で倒して見るよう言われるが、魔導器を狙う盗賊が出るらしく雲行きは怪しい
そしてディーンとエッダは結局不仲のままである
…あれ!?
ベルゼビュート食べてないじゃん!
道中も終始折り合いの悪い二人は決闘することになるが一瞬でディーンはボコボコにされる
学べ…学ぶのじゃ…その娘は強い
料理上手のディーンが料理をすることになり食事を振る舞うがここでもエッダが突っかかってくるもヒョードルがうまく仲裁
そしてやはり忘れられていたベルゼビュート、泣く
ほらぁ!
隠れて給餌しているのでやはりベルゼビュートは隠していくスタンスの様子
レベルが20になったのでそれでもある程度戦えるという目算なのかな!
迷宮につき、相変わらずの空気ながらも順調に3階層までたどり着くが、ここで件の盗賊の罠にはまる!
ヒョードル何やっとんねん!
頼りになるナイスガイじゃなかったのか!?
総合評価・レビュー
この巻のレビューと感想
お話自体は面白いと思います。今回の新しいエピソードはやや唐突な印象で展開としてもややご都合主義が目立つきらいがあります。
あれ、マニどこいった!?と言う感じでいきなり別の話が始まっていました。もう少しベルゼビュートの出番があればいいかなと個人的には思いますね。そしてヒョードルはなにか怪しいような気もするのですが私だけだろうか。
『暴食妃の剣』作品全体のレビュー
内容
【3巻まで】全体のエピソードは面白いものの、設定に関しては失敗している印象。剣が少女の姿になるのがメイン設定かと思いきやスキルを奪うのがメインのようで、設定が食い合いになってどっちつかずでイマイチそのあたりがよくわからなくなっています。2巻では主人公の成長を描く上でベルゼビュートが邪魔になった結果途中で引っ込めるという強引な展開も。総じて描きたいシーンが優先されて細部の整合性が甘くなっている箇所が多いように思います。
作画
粗い部分はあるものの、戦闘シーンも迫力がありデフォルメもかわいらしい魅力的な作画と言えるのではないでしょうか。惜しむらくは背景にももう少し力を入れて欲しいところではあるかと思います。
備考
「暴食妃の剣」の打ち切りは?
現時点で原作・コミカライズ共に打ち切りの情報はありませんが、原作者である猫子先生は複数作を同時進行・前作完結前に他の作品を書き始める傾向があり、現在も未完作品が複数ある状況です。本作においても、原作最新刊である3巻の発売は2020年であり、残念ながら当分新刊が出ないという可能性はあります。また、もともと連載していた小説家になろうの作品ページも削除されており、このままフェードアウトの可能性も考えられます。
現在は「不死者の弟子」「転生したらドラゴンの卵だった」「王国の最終兵器、劣等生として騎士学院へ」と言った作品をメインで執筆しているようです。
関連情報
他の巻の感想
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メディアミックス
『暴食妃の剣』の無料マンガ・試し読みは?
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作品自体のレビューは作品ページにて。
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