月300 冊読む管理人が使っているのは?
5500円分買って比較してみた
注意
当ページでは1話ごとの感想を掲載しています。まだ読んでいない人にはネタバレになる可能性があるのでご注意ください。また、展開の列挙やセリフの一覧などいわゆるネタバレが知りたい人向けの内容ではありませんのでそちらもご了承願います。
作品情報
書籍情報
・タイトル:暴食妃の剣
・作者 :もちろんさん/猫子
・発売日 : 2020/4/25
・掲載誌 :オーバーラップ
最新刊までの一覧
「暴食妃の剣」1巻
各話の感想(ネタバレ注意)
登場人物
- ディーン
主人公。
- ベルゼビュート・デュオラ・ゲディグディグオス
主人公の武器に宿る悪魔の少女。
- マニ
主人公と旧知の鍛冶屋の娘。
「暴食妃の剣」1巻のあらすじと感想
「暴食妃の剣」1巻【第1話】
運び屋ディーン

聖剣伝説に憧れて、貧しい冒険者からの成上りを夢見るディーン
しかし現実は荷物持ちの雑用としてとしてパーティでいびられている
誰もが子供の頃は自分に無限の可能性を信じ様々な夢を思い描くものですが、序盤から世知辛いと言うかリアリティのある展開です
なろう系異世界TUEEE小説が流行るのも自分の境遇から抜け出したい人が多いという現代社会の現れなのでしょうか!?(知らんけど)
ある日ダンジョンでモンスターのたまり場に足を踏み入れてしまい、メンバーに囮として置き去りにされるが、 殺される寸前、縦穴に転がり落ちて逃げ延びることに成功
ツイてない系主人公というか、ある意味追放刑の展開?
と、思いきや、逃げ延びたその先で謎の光る珠を見つける!
これは、力獲得イベントか!?
「暴食妃の剣」1巻【第2話】
七大罪王

光る珠は剣に装備する悪魔の魔核だった
どうやらこの世界では剣に魔核は標準装備のようで、基本的な剣の技以外に何か能力を使うのが一般的…?ということなのか?
この時点ではまだ詳細はわかりませんが、とりあえずみんな付けているみたいです
しかし見つけた魔核は別格の大きさ
…というか見た目で言うと、こんなん付けたら邪魔で剣が振れなくね!?という気はするけど!
鑑定しようとするが失敗、魔核、喋りだす
仄暗い洞窟、1人きりのディーン、突然喋り出す謎の珠
ホラー!
ということではなく、珠の話すところによると彼女は結界でこの世界(イルミス)には侵入できないはずのS級悪魔ベルゼビュートの核だという
逃げ出す主人公を泣き叫んで止める謎の珠がおもしろい!
この珠、わりとコミカルである
ベルゼビュートを実体化させダンジョンを出るために、能力値の低いディーンは彼女の訓練を受けることになり、ひとまず生活のための食料を採集に向かう二人
二人…一人と一個?
実体化のための魔法の名は”プチデモルディ”!
何だこの言いたくなる名前…プチデモルディ!
ディーンは洞窟内で採取したキノコで出汁をとってその出涸らしを捨てるんだけど、それを見てヨダレを垂らすベルゼビュート!
七つの大罪の頂点のくせに珠になってしまってこの浅ましい有様!不憫!
ベルゼビュートいいキャラですわ!
魔法の訓練は序盤順調に進むも、最後のステップにつまずき、再度食料採集に出たところをはじめに襲われたネズミモンスターに再度追い詰められる!
果たしてプチデモルディは成功するのか!?
この緊迫の場面でなんと締まりのない呪文なんだ!
「暴食妃の剣」1巻【第3話】
暴食の悪魔

土壇場で使役魔法プチデモルディを成功させ、ロリババア姿のベルゼビュートの召喚(?)に成功!
よくわからんがよくやった、ディーン!
明らかに矮小化してそうな見た目だけど強いのだろうか?
もちろん心配無用
ベルゼビュートは圧倒的な戦いを見せるもディーンの魔力が足りず、短期決戦で脱出を優先することに
ベルゼビュートはウルトラマンタイプのヒロインだ
「暴食妃の剣」1巻【第4話】
再会

外へ出てステータスを確認すると、ベルゼビュートが得た経験値が入るらしく数年で8レベルにしかなっていなかったレベルが5も上がっていた
ベルゼビュートは使い魔的なポジション?
ベルゼビュートの方はレベルの概念はないのか?
このあたりの設定はまだよくわからないですが、ベルゼビュートがモンスターを斃してパワーレベリングが出来るようになったとう言うことだ!たぶん!
街へ戻ったディーンは心配と日頃の礼を兼ねて友人で伝説の鍛冶師の孫娘マニのもとを訪ねることに
ディーンの唯一の親友らしい…あっ(察し)
両親や親戚もすでにいないみたいです
訪ねてみると、この数日の間にギルドにディーンの死亡届が出されていたらしく、ひどく心配していたらしいマニに事のいきさつを説明
ところでマニもババア口調なんだけど作者は随分熟女好きと見える…(飛躍)
そんでどうせマニはディーンが好きなんでしょ!?
知ってる!(知らんけど)
ベルゼビュートの処遇については所持するリスクもあり売却が検討されるが、ご飯を食べさせてもらう約束をしていたベルゼビュートが泣きわめき一旦保留に
というかこれはベルゼビュートとディーンの関係に嫉妬したマニの提案なのでは!?
え、怖ッ!女子怖ッ!
ギルドに死亡届の取り消しを申請に行くと、ディーンを置き去りにした男が当時の様子をデタラメに吹聴しておりこれにおこのディーンさん
でたなゲス野郎!
「暴食妃の剣」1巻【第5話】
強くなりたい

男はその場を誤魔化し、ディーンを強引に酒場へ連れ出すと、懐柔を試みる
最終的にはマニのことも持ち出され、脅しを交えてくる男にディーンは丸め込まれるかたちとなる
ゲスガチ勢だった!
まあ良いじゃないかディーンよ、そんなヤツその気になればベルゼビュートが一撃でひき肉よ
安い挑発に乗った自分が子供じみていたということは真摯に受け止めるディーンさん
こう見えてなかなかに思慮深い一面もあるようです
悔しさからベルゼビュートと本格的に契約することとなり、マニの元で魔導器の作成を依頼
って、あれ?ベルゼビュートさんちっちゃくなってる!?
自我があるわけだしそういう事もできるか…
マニは怒らせると怖いらしい
ベルゼビュートを売っぱらおうとした件といい、ちょっとヤンデレ感あるぞこの子…!今のところ一番怖い!
しばらくの後出来上がった剣は、ベルゼビュートの能力を完全に発揮するには程遠いものであったが、相当の高性能となった
剣の方にも伸びしろがあるみたいで、ディーンのレベルアップとマニの技術向上、療法が楽しみな今後です!
「暴食妃の剣」1巻【第6話】
初めての冒険

冒険者として再出発の日、3人で鍋いっぱいのスープを囲み食事をすることとなるが、食い意地の張ったベルゼビュートが鍋ごといってしまい一波乱
食いしん坊キャラは可愛い(心理)
しかもよだれかけ付けさせられてるじゃないか!
正直言いいますと、この漫画はコミカルエピソードが一番の見所かも!
マニも同行して、試し切りのついでにはぐれメタル系のウマい魔物ゴルドマイマイを狙って遺跡へと向かう
ワイトに遭遇し、剣のスキルで敵の能力を奪い取って勝利!
正直結構反則臭いよね!
これが出来るなら相手は実質パワーだけだから…果たして2巻はどんな展開になるのでしょうか!?
総合評価・レビュー
この巻のレビューと感想
コミカルなシーンが随所にあることもあり、読んでいてテンポは良いように感じられます。それに伴いストーリー的にも楽しく読める作品となっているのではないでしょうか。ただオリジナリティの意味では基本的には他の様々な作品の寄せ合わせとも取れる内容なので、気にされる方は注意が必要です。
コミカルなシーンが楽しく描かれており、何よりベルゼビュートのキャラが良い。1巻はやっと武器が完成して初めての戦闘を経験したところで物語はこれからといったところ。次の展開にも注目です。
「暴食妃の剣」 作品全体のレビュー
内容
【3巻まで】全体のエピソードは面白いものの、設定に関しては失敗している印象。剣が少女の姿になるのがメイン設定かと思いきやスキルを奪うのがメインのようで、設定が食い合いになってどっちつかずでイマイチそのあたりがよくわからなくなっています。2巻では主人公の成長を描く上でベルゼビュートが邪魔になった結果途中で引っ込めるという強引な展開も。総じて描きたいシーンが優先されて細部の整合性が甘くなっている箇所が多いように思います。
作画
粗い部分はあるものの、戦闘シーンも迫力がありデフォルメもかわいらしい魅力的な作画と言えるのではないでしょうか。惜しむらくは背景にももう少し力を入れて欲しいところではあるかと思います。
備考
「暴食妃の剣」の打ち切りは?
現時点で原作・コミカライズ共に打ち切りの情報はありませんが、原作者である猫子先生は複数作を同時進行・前作完結前に他の作品を書き始める傾向があり、現在も未完作品が複数ある状況です。本作においても、原作最新刊である3巻の発売は2020年であり、残念ながら当分新刊が出ないという可能性はあります。また、もともと連載していた小説家になろうの作品ページも削除されており、このままフェードアウトの可能性も考えられます。
現在は「不死者の弟子」「転生したらドラゴンの卵だった」「王国の最終兵器、劣等生として騎士学院へ」と言った作品をメインで執筆しているようです。
関連情報
他の巻の感想
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メディアミックス
「暴食妃の剣」の無料マンガ・試し読みは?
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作品自体のレビューは作品ページにて。
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