惰性67パーセント本編のあらすじと設定
漫画情報
・タイトル:惰性67パーセント
・作者 :紙魚丸
・発売日 : 2015/8/19~
・掲載誌 :ヤングジャンプコミックスDIGITAL
設定とあらすじ
舞台
某美術大学および主人公の部屋が主な舞台。
概要
かねてより自身が作成中のエロ漫画に対するアドバイスを友人である北原 萌に依頼していた主人公吉澤 みなみ宅に、北原がアドバイスに幅を持たせるため友人の男子学生二人を伴って訪れるところから物語は始まる。
抵抗を見せながらも追い返すわけにもいかない吉澤の元、彼女の男性器の作画に対する監修会議が始まるという、第一話にしてなかなかに外連味のある内容でスタート。
以後も随所に下ネタないしスケベネタを絡めつつ一話完結の構成をメインに進行していく。
内容は主にエロギャグと日常になります。R16くらい?
漫画惰性67パーセント最終刊までの一覧
惰性67パーセントのおすすめポイント
💡作者の画力とギャグのセンスが見どころ!
もともと主にアングラ系R18同人誌を描いていた作者のスケベ画力は相当なものです。
一般紙レベルで扱うには行き過ぎていると言っても過言ではないくらいなです。
この漫画の秀逸なところは、放っておけば相当なエロ漫画になりそうな内容と作画で進行しておきながらそれらを完全にフリに使って最終的にはギャグとして落としている点です。
しかもそのギャグ自体が面白く、高いレベルで成立しています。要するに素材があまりにも贅沢なギャグ漫画といったところでしょうか。
構成のタイプとしてはワンパンマンと同系統になるかと思います。
惰性67パーセント8巻の各話あらすじと感想(ネタバレ注意)
ネタバレを含むため大丈夫な人だけ下記リンクからどうぞ。
作者は「紙魚丸」
本作が初の商業作品になります(一般誌)
現在でもR18系雑誌と並行で本作を執筆中の作者、いろいろな意味で期待できます。
著者近影やあとがき漫画に基本的に女性キャラを用いるため、この作品で知った人の中には女性作家と勘違いされる方が結構いるようなので注釈。
作者は男性です。おっさんです。
おれ女説ってどこが発生源だy・・・(自分の単行本の巻末を思い出して戦慄
— 紙魚丸 (@shlml) December 9, 2013
ホームページ・SNS
明日発売のウルトラジャンプに掲載されてます 『惰性67パーセント』 #惰性67パーセント #紙魚丸 pic.twitter.com/BYfochfcQa
— 紙魚丸 (@shlml) March 18, 2020
作者のその他の作品紹介
主にR18作品になるので次ページにて記載します。
18才以上の方はどうぞ。
惰性67パーセント最終刊までの感想
一周回って清々しい?
所謂下品な下ネタとはちょっとちがうというか、なんとも絶妙な面白さの作品で、作者の画力あってこその作品ではないでしょうか。
この作画と内容でよくあるスケベで釣ろうとか客引きのために描いてるという感じが無いのがすごいです。あくまでギャグのネタのための一要素という印象です。
また大学生というキャラ設定が本当に丁度いいです。大学が舞台の漫画というのもそもそも結構珍しいですよね。
惰性67パーセントは面白い?ネットの感想と評価まとめ
- 日常、エロ、ギャグがいい感じにあり自然に笑えるので好きです。
- くだらないを貫いてて最高。
- 何となく集合して、でも居心地が良くてっていう仲間いいなぁ!男女の大学生だから何かありそうだけど、一線越えないところが良かった。
- 前髪ぱっつんの眼鏡巨乳クソダサ女子大生が主人公だと? これでもかこれでもかと描かれるゆるゆる大学生活にシモネタの重ねがけ。こりゃかなわんなぁ(褒
- 紙魚丸先生だから、初めはちょっとエッチな感じを期待して読んだけど、声を出して笑ってしまった。
読書メーター
圧倒的になにか起こりそうなのに絶対的に何も起こらないという良さ。まさに惰性
惰性67パーセントの総合評価とおすすめ度は?
普通に面白い。
前情報無しで買った人は「え、これ大丈夫なの?」という感じになるかもしれませんが、ギャグのセンスも相当なのでいい意味で打ち消していますといったところでしょうか。
作者もツイートしていましたが、最新巻では青年誌ランキングで一桁台に入るなどこのところ人気が出てきているようです。
筆者個人としてもかなり高評価の作品なのですが、とはいえ内容が内容なので、万人に勧められる内容ではないという意味で総合点は少し低めになりました。
最終回と関連情報
惰性67パーセントは9巻が最終巻
すでに発売されていますが、惰性67パーセントは9巻が最終巻となっており、SNs上などでは突然の終了に驚く声が多く上がっているようです。
打ち切り?完結?そもそもなぜ終わったのか
本作終了の理由ですが、現在のところ不明です。惰性67パーセントは最終巻の9巻もAmazonレビューでは600件近くの評価、星5評価80%、星1評価0%という人気作であり、出版社側からの打ち切りというのは考えにくいです。
また、作者紙魚丸先生はこの件について「まあ始まれば終わる 名残惜しいけどね」とのコメントをTwitterで発信されており、やや本意ではないような印象が見受けられます。
以上から、おそらく作者側で何かしら連載を続けられなくなる理由が発生したための終了であったのではないかと思われます。同時並行で執筆されていた本業(?)の成人向け作品のほうが忙しくなったか、私生活での環境変化、ゲームのキャラデザなど大きい仕事が入ったのかも知れません。
最終回前 第95話 西田に恋は難しい(ネタバレ注意)
95話は彼女に振られた傷心の西田がいる浜辺にやってきた吉沢に、西田が一発ヤらせろと迫る安定のエロコメ展開。
ここで終わるときれいな感じもしますが、本編はもう1話全員登場回の96話が最終話となります。
最終回 第96話 明日は勝手にやってくる(ネタバレ注意)
最終話は、吉沢がいつもの面々にスマホで撮ったおっぱいみたいなきのこの写真を見せるが、間違って自分のおっぱいの写真を見せてしまうというお話。写真を送られた西田が逃げ出し追いかけ回した末に「なんつーかこんくらいの67点くらいのまぁ悪かなかったな~くらいの日がずっと続けばいいのにな…」というわかり味の深い言葉を残して終わります。
こちらの9巻の表紙はその最終回冒頭のシーンのようです。本編では丸出しですが…
巻末には第一話のネームや設定資料が付録されていますが連載終了についてのコメントなどは特に書かれていませんでした。
惰性67パーセントはラブコメ漫画?
一部で度々論議に上がるこれはラブコメ漫画なのかというテーマですが、基本的にはラブコメと言うよりエロコメがメインジャンルです。
ただ上記の最終回とその前の回を見ても、西田に対して「告られたら付き合ってやってもいいけどな」くらいのスタンスでいる吉沢と、ヘタレ童貞をこじらせて恋愛的なスキルが皆無の西田は進展の機会を軒並み逃していくというような設定はあるのである意味王道ラブコメ的な要素もあります。
多分社会人になっても腐れ縁でそのうちくっつくけど結婚まではいかないんだろうな、とか想像してしまうような関係ですね。
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