インハンド 1巻、2巻の内容 【あらすじとネタバレ】 無料試し読み情報

はじめに

ここでは『インハンド』のネタバレについて書いていきたいと思います。

※こちらはネタバレ記事です。ネタバレが苦手な方は今のうちに引き返してください!

新型コロナウイルス感染症の流行により、注目を浴びたフランスの作家・アルベール・カミュの小説『ペスト』それを発想に描かれた漫画『リウーを待ちながら』の作者朱戸 アオの最新刊になります。

 

 

『リウーを待ちながら』も同じく感染症との戦いを描いた作品で、元本の『ペスト』が注目されたこともあり、こちらも注目度が上がっているのでしょうか?

 

リウーというのは小説『ペスト』に登場する主人公の医師の名前なのですが、予備知識がないと直接は結びつかないのでそこまで影響はないかもしれません。ただこちらも作品としてよくできていましたので筆者としてはこの機会におすすめしたい作品です。

 

 

余談が長くなってしまいましたが、それではそんな医療系漫画に定評のある朱戸 アオの新作『インハンド』について見ていきましょう。

💡この記事はこんな人にオススメ

・購入を迷っている
・先にネタバレを読んで安心して本編を読みたい
・今までの内容を忘れてしまったけど読み返すのは面倒・手元にない
・冊読むのは面倒・とりあえず概要だけ知りたい
・続き、結末が気になるけど買うほどでは……

作品の情報

・タイトル:インハンド

・作者  :朱戸 アオ

・掲載  :イブニングKC

表紙一覧

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※1話無料で試し読みできます。

それでは内容について見ていきましょう。

詳しく読みたい方は、全体のストーリー概要は飛ばして各話の詳細飛んでください。

ざっと内容を知りたい方は概要だけ読んでいただければと思います。

概要

1巻

厚労省の下部組織、患者安全委員会に、とある病院からシャーガス病という寄生虫疾患の隠蔽に関する内部告発文が届けられる。阿里玲は調査を開始するが、上層部からの圧力を受け、独力での調査のため、自宅に植物園を築き隠遁する機械の義手を持つ男紐倉の元を尋ねる。寄生虫の研究者である彼の協力で告発文の事実確認が取ることができる。

告発のあった病院で寄生虫に罹患し死亡した男がかつて業務上の過失により同病の食害を起こした食品会社の社長であったことがわかり雲行きが怪しくなってくる。

圧力が当時食害を起こした商品に厚労省がトクホの認定を与えていたことに関連するものだと気づくも、捜査を強行。

内部告発を行った医師との接触、データ提供で3人確認されている罹患者全員が食害事件の関係者と判明し、その様子から当時事件によって娘を亡くした男江里口が犯人であることを確信する。

圧力をかけていた局長も江里口に拉致される中、江里口の言葉に一度は自身の正義を見失った阿里だったが、紐倉の言葉で再奮起し、証拠を押さえ最後の犯行を阻止することに成功する。

2巻

1話

新型コロナウィルスで死亡した女性の感染源調査。

交際相手の大学講師が感染源とわかるも、発見されたときにはすでに死亡していた。

2話

不老不死を目指し裏で人体実験をする組織に拉致された警官の捜索。

紐倉がでっちあげの不老不死の論文を餌に潜入し、証拠を掴む。助手の高家が拉致されるが自ら乗り込み救出に成功する。

3話

かつて紐倉が書いた秘密の論文データが流出。捜査の結果紐倉の友人が金のために引き渡していることが判明。

最終的には平和的にデータの受取主から回収に成功する。

各話の詳細ネタバレ

1巻

登場人物

●阿里玲

主人公の公務員の女性。厚生労働省の下部組織に所属。

●紐倉

人里離れた場所に植物園を作り隠遁する機械の義手を持つ研究者。

 

占い師の杖

女子学生が投身自殺する現場のシーンから物語は始まる。

 

医療関係の調査を行う厚労省の下部組織、患者安全委員会で働く公務員である阿里玲は組織のシステムに不満を感じながらも日々の業務に熱意を持って取り組んでいた。そこにシャーガス病という昆虫を媒介とする寄生虫感染症のカルテ改ざんが行われているという内部告発分が届く。

 

調査のため病院を訪れるが不自然な対応を受け、調査中シャーガス病患者が急死。職場へ戻ると、院長からの連絡を受けた上層部から隠蔽の圧力がかかったことを同僚から知らされる。

 

大学時代の寄生虫研究者である恩師から紹介を受け、訪ねた先で自宅に植物園を築き隠遁する機械の義手を持つ男紐倉と出会う。寄生虫好きの彼への土産にサンプルを持参し、ウンコを調べさせろという彼に阿里はこれを了承する。

 

紐倉宅での検査の結果占い師(トリパソン)の杖とも呼ばれる原虫トリパノソーマの存在を確認、感染が決定的なものとなる。

 

また、先だって急死したシャーガス病患者の男が以前同病の食害事件を起こした会社の社長であったことが判明する。

オカピの群れ

ダーウィンがシャーダス病であったという説が披露される。

 

しばらく紐倉宅で考察と所見を聞くも、公的機関と何らかの因果関係のあるらし彼はこれを断る。

 

職場では直属の上司と同僚が圧力をおして調査を進めていた。これにより、圧力の原因が当時食害を起こしたジュースに対して厚労省がトクホの認可を出していたためであることがわかる。

 

義心により調査を続行することを決めた上司を含め3人のチーム。阿里はまず急死した男の家を尋ねるが非協力的でありめぼしい情報は得られず、家を出たところに内部告発者から会って話したいと電話があったとの連絡が入る。

 

裏カルテをもって現れた男は急死した社長の主治医をしていた松山であった。居酒屋での情報提供で現在シャーガス病と目される3人全員が院長の紹介で入院していることを含め多くの情報を得る。

 

裏カルテの検証を委託する先のない阿里は再び別の寄生虫を手土産に紐倉のもとを尋ねることとなる。

 

阿里玲の長い一日・前編

冒頭人類の進化と感情についての両者の意見が展開される。

 

紐倉は阿里のその他2人の罹患者への聞き込みに同行することとなり、家を出る際腕を失って以来一歩も外出していなかったことが語られる。

 

1人め小泉は自宅に数日帰っておらず、2人め大学教授の宗森は講義を行う様子に不審な点があり、確認のため紐倉ピッキングにて研究室へと侵入。シャーガス病の薬とともにアレルギーの研究者であることから彼も食害事件の関係者であることが判明。

 

当時の弁護士を訪ね、そこで見つけた資料から事件によって娘を亡くした男江里口に聞き込みを行うことに。

阿里玲の長い一日・後編

江里口の娘が冒頭のページで飛び降り自殺を図った女子学生であったことが判明し、単なる病気の話ではないことが読者にも明白になり始める。

 

聞き込みで江里口は当時のこと、事件に対する思いについて語り、二人は彼が復讐のため寄生虫を意図的にばらまいたことを確信する。

 

委員会では捏造の調査結果を持って操作を終了するという局長からのあからさまな圧力がかかり、阿里は北海道への左遷と自宅待機が命じられる。

 

裏で紐倉は旧知のツテにカブトムシと引き換えに情報収集を依頼する。

 

最後に局長がタクシーに乗り込むが、その運転手は江里口であった。

夜へのドライブ

高速道路へ入り逃げ場を失った局長に江里口は寄生虫の入った液体を浴びせ、そのまま拉致する。

 

一方自宅で意気消沈していた阿里だったが、松山医師からの激励の電話で再奮起。再度紐倉の元へと向かう。

 

そこで彼がかつてFBIのオブザーバーをしていたが、苦い経験から現在の状態にあることを聞き、また彼がカブトムシと引き換えに依頼していた情報、治療薬の購入者リストを入手する。

 

バイオテロの証拠を持ってオフィスへ向かう途中、江里口に会い、タクシーへと載せられるが、危害は加えられずお互いの見識の応酬となるが、結果的に阿里は正しさを見失い再び自室にて意気消沈する。

 

 

走るアリス

翌日、阿里の代わりに証拠をオフィスに届けた紐倉が訪ねてくる。

 

紐倉の言葉に生気を取り戻した阿里ははじめに急死した食品会社の社長の親族の呼び出しに応じ、自宅へと向かう。

 

男の妻から提示されたのは江里口が社長へと行った拷問行為を記録したDVDであった。

 

すでに江里口からこの日に最後の犯行を行うことを示唆されていた阿里は、彼の自宅を訪ね動かぬ証拠を発見した後残る最後の関係者の元へと向かう。

 

阿里が最後の標的である食品会社の現会長の執務室へと入ると、すでに江里口が寄生虫入りの水鉄砲を会長に突きつけている状況であった。

 

結果として娘の写真で最後の犯行は思いとどまらせることに成功し、江里口は逮捕され、阿里は左遷を取り消されるというところで1巻『ネメシスの杖』は幕引きとなる。

 

 

2巻

登場人物

●紐倉

主人公。人里離れた場所に植物園を作り隠遁する機械の義手を持つ研究者

●牧野

公務員の女性。

●高家

紐倉の助手。

 

※なぜ1巻をこのタイトルにまとめたのかは不明ですが、設定は踏襲しているものの基本的には2巻から1話完結の別作品です。

ディオニュソスの冠

一人の女性が病院で死亡する。牧野はSARS、MARSに続く第三の高致死性コロナウィルスTARSの調査に乗り出す。 

 

政府の規定に合致しないとの理由でウィルス検査を行わないという病院。対して牧野は紐倉を連れ、居合わせた元医師で死亡女性の従兄弟である高家とともに独自に検査を敢行する。

 

 牧野と紐倉は感染源特定のため死亡女性明鈴の部屋を家探していると、新たに明鈴の友人と大学での複数感染の報告が届き急行する。 

 

明鈴の交際相手で大学で講義を行っていた相田が感染源と特定し、侵入するも不在。

 

消息不明となるも、帰り際自宅マンションの非常階段にて腐乱死体となった相田を発見し、サンプルを採集。感染による死亡かと思われたが高家は痴情のもつれによる他殺と推測。 

 

感染源、殺人犯は無事特定されるも、サンプル最終に協力した相田は2週間の隔離。職を失う見通しとなりかねてより助手を募集していた紐倉の研究所に誘われる。

ガニュメデスの杯

紐倉の研究所へ人体ブローカーに拐われた警察官の情報を持って牧野が現れる。防犯カメラには紐倉の知人の男が写っていた。 

 

しかし紐倉は以前に男から骨格標本を買い受けただけで、また、男はたまたま居合わせただけと指摘。他の犯人たちの共通のブレスレットから、不老不死を研究する組織ガニメデ財団の犯行と推測。

 

 財団へ会員として潜入しようとするも失敗し、紐倉は不老不死の論文を書いて財団の興味を引くという別のアプローチでの潜入を試みる。

 

 寄生虫による長寿効果の捏造論文を送りつけ、潜入に成功。高家を執筆者として紹介し、代表と話をさせている隙きに紐倉は本部内を捜索。証拠の奪取に成功するも高家が拉致される。 

 

紐倉は骨格標本を買った男に新しい死体を融通して協力を得、財団が若年者の血液を輸血することで若返りを図っていることを知る。

 

 男から聞き出した港に停泊中の船の中に高家は拘束されていた。紐倉は船に火をかけ、高家と拉致されていた警官を救出する。

モイラの島

以前紐倉が出資していた彼の友人の遺伝子診断会社の不正の証拠を持って牧野が現れる。 

 

紐倉の友人は出資会社の人間に社長の座を譲っていたが、現社長が自殺したことで牧野は不正な遺伝子調査を疑っていた。 

 

紐倉は友人の出資会社へ単身で向かい、非公表のプレジェクトが牧野の所属する組織に疑われていることを告げる。

 

友人と二人で自殺した社長の部屋を漁り、酒が飲めないはずにもかかわらずアルコールを発見するも会長に見つかり取り上げられる。

 

 一方研究所の掃除を指示され、おいて行かれた高家は、紐倉がかつてゲノム研究を行っていた資料を見つけ、今回の一連の問題がそのかつての研究結果が漏洩したことに起因するとして彼を問い詰める。

 

 結果的に自殺した社長は自身の出身の島で一族に起こる遺伝子疾患について調べており、出資を引き出すために情報を引き渡した黒幕は紐倉の友人であった。

 

 友人を問い詰め、社長の息子=現会長の孫の遺伝子データを得、それを元に会長と交渉、研究データを取り返すことに成功する。

Chips

スーパースプレッダー……急速に感染を広げる個人

不顕性感染者……症状の出ない感染者

その他(まとめ)

寄生虫医療系漫画『インハンド』の内容、ネタバレでした。

 

以下は筆者の個人評価ですので不要な方はスキップスキップ!

3/5
感想(辛口正直感想です。開く際はご注意ください。)
1巻
読み応えのある話で楽しめる。何ならもっと書いてほしいくらいでした。
2巻
いきなりキャラや設定が変わっていて意味不明。別の作品と考えるべき、というかなぜ1巻を同タイトルにまとめ直したのかが謎。エピソードも大味で微妙。

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