月300 冊読む管理人が使っているのは?
5500円分買って比較してみた
注意
当ページでは1話ごとの感想を掲載しています。まだ読んでいない人にはネタバレになる可能性があるのでご注意ください。また、展開の列挙やセリフの一覧などいわゆるネタバレが知りたい人向けの内容ではありませんのでそちらもご了承願います。
作品情報
書籍情報
・タイトル:鬼滅の刃
・作者 :吾峠呼世晴
・発売日 : 2016/6/3
・出版社 :集英社
既刊作品
「鬼滅の刃」1巻
各話の感想(ネタバレ注意)
登場人物
●竈門 炭治郎(かまど たんじろう)
家族を鬼に殺された主人公の少年
●竈門 禰豆子(かまど ねづこ)
炭治郎の妹
●鱗滝 左近次(うろごだき さこんじ)
炭治郎を剣士として育てる、天狗面の爺
●冨岡 義勇(とみおか ぎゆう)
炭治郎を鱗滝に紹介した鬼殺隊の剣士
●錆兎・真菰
かつて鱗滝に育てられ選別で命を落とした子供
「鬼滅の刃」1巻に出てくる用語解説
出てくる用語の解説です。
先に読んでおくと、感想がわかりやすく読めます。
どういう意味だったか忘れてしまった人もご覧ください。
【鬼殺隊】
正式に認められていない数百人の鬼を狩る組織。
【鬼】
人間を殺して食う。身体能力と治癒能力が異常に高い。異能を持つ鬼もいて、首を切り落とさない限り死なない。
【日輪刀】
鬼を斬るための特別な鋼で作られた刀。持ち主によって色が変わる。
【隙の糸】
相手の隙を突き刀を振るうべき場所が見えることがある。
【赫灼の子】
毛と目が赤みがかった子供。炭治郎など
【猩々緋砂鉄・猩々緋鉱石】
陽の光を吸収する日輪刀の材料。雨の降らない太陽に1番近い山で取れる。
【血鬼術】
何人もの人間を食った鬼が使う異能。
【十二鬼月】
鬼舞辻無惨直属の強い鬼たち。
「鬼滅の刃」1巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
「鬼滅の刃」1巻【第1話】
残酷
山奥で炭焼きを生業にし、母と5人の兄妹とともに貧しい生活を送る炭治郎は、少しでも家計を助けるため家族に見送られて大雪の中炭を売りに行く
かし帰る途中、村の外れに住む男に危ないから泊まっていけと声をかけられる。「鼻が利くから大丈夫」と返す炭治郎だが男は「鬼が出る」と引き止め、優しい炭治郎は一人暮らしが寂しいのだろうと納得して泊まっていくことに
今時点ではまだこの後に起こる怒涛の展開は想像もしていなかった
なんとなく、幸せな生活を続けそうな雰囲気があったんだよ!
翌朝、自宅に帰り、家の中を見ると部屋は血まみれで床には母と兄弟たちが折り重なって倒れていた
呆然とする炭治郎だが、妹の禰豆子一人だけ少し体温が残っていることに気づき、禰豆子を背負って登ってきた雪山を駆け下りる
そして匂いがいつもと違うことから禰豆子が鬼になってしまっていることを知る
炭治郎の必死さが悲しい
いわゆる悲運系のお話ならここで禰豆子を殺さなくちゃいけなくなる展開になりそうなところだけど、この状態の禰豆子をまだ助けようとしてるのが…!
強い力で組み伏せられながら、自分がぬくぬくと眠っている間に家族が惨い目にあっていたことを悔い、必死に禰豆子に呼びかける炭治郎
とにかく炭治郎の必死さがすごく伝わってくる!
こんなん治るの!?と思いながらも応援せずにはいられない!
すると禰豆子の目から涙があふれ正気に戻ったかと思われたが、そこに突然現れた男が切りかかり、とっさに炭治郎は禰豆子をかばう
男は鬼を斬るのがしごとだから当然禰豆子の首も刎ねるというが、炭治郎は「まだ誰も殺していない」と必死に説得しようとする
といっても説得できる感じではないぞこれは!
多分この人はこんな場面は今までにも何回もあったかもしれませんしなぁ
ところが実はこの男、炭治郎の様子を見ながら男は心中で、炭治郎が奮起することを願いながら禰豆子に刀を突き立てるのだった
まさかの!
まさかのこの男もまた可能性に賭けていた!
出会ったばかりなのにいいヤツ!
必死の炭治郎は自身の命と引き換えに禰豆子を逃がそうとする
しかし炭治郎が作ったその隙に禰豆子に不意を付かれ、蹴り飛ばされる男
炭治郎が食われると、慌てて駆け寄ろうとするが禰豆子は炭治郎を守るように立ちふさがる!
炭治郎の言ってること正しかった!
なぜかはわからないけど禰豆子は鬼化に耐性があったようだ!
これが結構面白ポイントというか、普通こういう場合主人公の炭治郎が特殊なことが多いけど禰豆子が特殊な体質なのだ!
鬼化した人間は飢餓状態になれば家族でも食うことを知っていた男は、怪我と鬼化で重度の飢餓状態のはずの禰豆子の行動が信じられず、何かが違うと悟る
男は冨岡義勇と名乗り、「鱗滝左近次を訪ねろ、禰豆子に陽の光を当てるな」とだけ言い残しその場を去る
義勇さん!
理解のある人で良かった!
炭治郎は家族を埋葬し、家をあとにする
この時炭治郎は家を捨てて禰豆子をもとに戻すために生きることを、当然のように誓ったんですよね
すごい決断のうような気がするけれど、それが炭治郎!
そこには何の疑いもない!
「鬼滅の刃」1巻【第2話】
見知らぬ誰か
陽の光を避けるための籠を近くの村人に分けてもらう炭治郎「ボロだからやる」と言われるが強引に代金を払い、禰豆子を隠していた洞穴に戻ると、禰豆子はさらに穴をほって隠れていた
禰豆子がモグラみたいになってしまったと悲しむ炭治郎…こういうところでボケて来る!
鬼化して陽の光を浴びると死んでしまう妹に対してモグラって!
冷静に考えたらまあまあヤバイ気はするけどコミカルパートなのです
もらってきた背負子を補強し、禰豆子に小さくなってもらいなんとか中に入れてそれを背をって歩きだす
山越えのさなか、暗くなり、見つけたお堂に向かうがそこから血の臭がし、けが人がいるのかもと飛び込む炭治郎だったが、中には人食い鬼が
食事中!
何となくで鬼滅の刃を知っている人も多いかとは思いますが、この時は炭治郎もただの少年なわけで、まあまあヤバい状況!
襲いかかる鬼を斧で斬りつける炭治郎だったが、すぐに傷が治ってしまう
やられそうになった炭治郎を助けるため禰豆子が鬼の頭を蹴りとばすが首が取れてもなお鬼は動き続ける!
リアルにいたらもうこのビジュアルだけで卒倒ものだ!
今のところどうやら禰豆子が強い!
もしや禰豆子が主人公…!?(それはない)
蹴り飛ばされた頭からも腕が生え、2体になり尚も襲い来る鬼の頭を斧で封じている隙に体を崖下に突き落とす作戦に成功!
頭の方にとどめを刺そうとしているところへ天狗面を被った男が現れる
鬼ヤバすぎるだろ…!
まさに鬼!難易度設定鬼!
「鬼滅の刃」1巻【第3話】
必ず戻る夜明けまでには
天狗面の男、義勇から紹介状を受け取っていた鱗滝左近次は、「ナイフでは止めをさせない、別の方法を考えろ」と言い炭治郎を見守る
まさに鬼畜の所業!
助けてやれよ!炭治郎困ってるでしょ!
しかし鬼が苦しむ事を気にする炭治郎を見て、思いやりが強すぎて無理かもしれないと考える鱗滝
そうしている内に朝日が昇り、鬼は焼け死んでしまう
とは言え朝まで持ちこたえただけでもかなりの素質なのでは?と思ってしまうのですが、鱗滝の判定は如何に!?
炭治郎に「妹が人を喰った時お前はどうする」と問う鱗滝
一瞬呆然とする炭治郎は「判断が遅い」と頬を張り飛ばされる
Twitterでバズってた判断が遅いのシーンはここですよ!
これが理不尽な暴力というやつか!
鬼殺隊としてふさわしいか試されることになり、背の禰豆子を気にかけながら異常に足の早い鱗滝になんとか食らいついて走り、家までたどり着く
「これで認めてもらえるか」と聞くが「試すのは今からだ」と山を登らされることに
必死に食らいついてきたけど普通に帰宅してただけだった!
いや、人間背負って追いつけないでしょ…炭治郎元から強かった説あるな!
疲れでよろよろになりながらたどり着いた炭治郎に鱗滝は麓の家まで降りてこいとだけ告げて姿を消す
霧が出てきたが鼻が利く炭治郎は簡単だと歩きはじめるが、そこかしこに罠が仕掛けられており空気も薄い
すでにヘロヘロだけど大丈夫?炭治郎は大丈夫?
何度も罠を喰らいながらも、罠の匂いを嗅ぎ分けて、ボロボロになりながらもなんとか炭治郎は鱗滝のもとへたどり着き、認めてもらうことに
ヘロヘロからボロボロになりながらもなんとかクリアしたみたいだ!
ちなみにこの鱗滝は鬼殺隊の専属教育係みたいな人だよ
「鬼滅の刃」1巻【第4話】
炭治郎日記・前編
鱗滝は自らを剣士を育てる”育手”と名乗り、鬼殺隊に入るには彼に認められ”最終選別”に合格する必要があるという
そして一年後、鱗滝は「大岩を切ることができれば試験を受けさせる」というが、炭治郎はとても切れる気がしない
物理的に無理なやつな!
まだ技的なものは教えてもらってないけど…むりじゃねこれ?
何も教えてくれなくなった鱗滝だが、炭治郎は半年間修行を反復するがそれでも岩が切れるとは思えずにいた
そんなある日、岩の前に突如狐面の匂いのない男が現れ、木刀で炭治郎に打ち掛かる
どういう状況!?
こんな山の中に、一体何者!?
とりあえず鬼って感じではないけど、そもそも見た感じで鬼っぽいっていうのはあんまりないから鬼かもしれない
「鬼滅の刃」1巻【第5話】
炭治郎日記・後編
「掛かってこい」と言われるも、自分は真剣だからと躊躇する炭治郎
しかし男・錆兎は「心の底から安心しろ」とのこと
会話から察するに炭治郎の先輩のようです
わりと謎の展開!そこから出てきたんだ!?
撃ち合いになるが手も足も出ず打ち倒される炭治郎
気がつくと目の前には同じく狐面をつけた少女・真菰がいた
増えた!
兄妹…なんだか炭治郎たちに重なるものがある二人です
それから少女が炭治郎の面倒を見てくれるが、二人については鱗滝に育てられたということ以外は教えてくれない
更に半年後、呼吸を意識するように教えられながら修行を繰り返していると、ある日錆兎が真剣を持って現れる
この修行期間、話数的には2話ほどなのだけど実は結構時間経ってるんですよね
ちなみになる話ですが、1話の段階では炭治郎は13歳です
13歳…!?
いつものように向きあうが、勝負は一瞬にして決まる
炭治郎の上段からの切り下ろしが錆兎の面を両断!
!?
なんかあっさり勝ったぞ!?
と思いきや、気がつくと二人は消えており、炭治郎の刀は岩を真っ二つにしていた
つまりそういうことです(どういうこと!?)
漫画の方ではちゃんと説明されてるので大丈夫です!
「鬼滅の刃」1巻【第6話】
山ほどの手が
鱗滝曰く「もう子供が死ぬのを見たくなかった、炭治郎を選別に行かせるつもりはなかった」とのこと
そうやったんか…鬼畜天狗じゃなかったのね
このお話鬼さえいなければみんないい人で幸せな世界なのにな…
支度を終えると厄除けの狐の面を渡され、眠り続ける禰豆子は鱗滝に預けることに
どうやら単身試験に向かうようです
鱗滝は禰豆子を預けられるほど信頼のできる相手になっていた!…いや、炭治郎は結構信用しやすいタイプではある!
会場の藤襲山には藤の花が咲き乱れ、すでに多くの子どもたちが集まっていた
最終選別は、鬼の嫌う藤の花で閉じ込めた鬼たちのいる山で1週間生き残ることだった
え、子供を1週間鬼と一緒に閉じ込める!?
普通に結構やばい話じゃね!?
なんか読んでる時は勢いもあって気にならないんだけど、後で冷静になると相当ヤバイこと言ってるパターンまあまあある!
習得した”隙の糸”と”水の呼吸”で強かった鬼たちを倒すことができるようになっていた炭治郎。
しかしそこへ全身に手が生えた大型の鬼が現れ、他の子供達が殺されていく中炭治郎は立ち向かう。
試験もうちょっとどうにかならんかったんか!?
仮にも素質を見出されて育て手から送り出された子どもたちをバカスカ殺すって…!
「鬼滅の刃」1巻【第7話】
亡霊
鬼の強さは食った人の数で決まるらしく、この鬼はすでに鱗滝の弟子13人を含む50人を食っていると言う
めっちゃ食ってる!
基準がわからんけど最初の試験のレベルじゃなくね!?
劣勢の炭治郎の様子を見ている錆兎が「俺達のことはもう良いんだ。怒りで呼吸を乱さないで」と願う中、会得した技でで斬りかかる
錆兎も切れなかった鬼に炭治郎の”水面斬り”が放たれる
実は錆兎たちは同じく試験に参加してこの鬼に殺されていたのです
化けて出て炭治郎を助けたのは自分たちの無念をはらさせるため、というわけでは無さそう?
使われた技
【水の呼吸 弐ノ型 水車】
【水の呼吸 壱ノ型 水面斬り】
総合評価・レビュー
この巻のレビューと感想
最初のツカミから怒涛の展開でストーリーに引き込んでいく流れはテンポもよく構成も上手いです。ストーリーはまだこれからながら期待値の高い作品であることは間違いありません。
この作品に関しては詳しくレビューしているサイトは他にいくらでもあると思うので詳細は検索していただければ。1巻を呼んだだけでも引き込む力が一番強いという印象が強く、ギャグなどのバランスも絶妙。
「鬼滅の刃」作品全体のレビュー
内容
この形はシリアスベースにガチ目なギャグを入れるというネオスタンダードの金字塔ではないでしょうか。「葬送のフリーレン」なんかもこの系統ではないかと思います。
作画
実はあまりうまくはないです。と言うより荒削り。ただ画風と言えば画風なのでそれが悪いということではないので、作品には合っています。
【アニメ化】
「鬼滅の刃」関連情報
オススメのレビュー記事
「鬼滅の刃」の作者の他のコミック作品
吾峠呼世晴短編集
週刊少年ジャンプの俊英・吾峠呼世晴の軌跡―― アニメ化も果たした連載デビュー作『鬼滅の刃』の前身となる『過狩り狩り』、本書のカバーを飾る異色作『文殊史郎兄弟』、掲載当時も話題を呼んだ『肋骨さん』『蠅庭のジグザグ』の読み切り四作品を収録。鬼才・吾峠呼世晴の神髄、ここにあり!!
管理人のコメント
管理人未読です
メディアミックス

この記事は現在までに1万冊以上の漫画を読んだ管理人が、独断と偏見で好き勝手書いています。1巻ごとのレビューと、一話ごとの感想の備忘録です。
作品自体のレビューは作品ページにて。
いつも感想やメッセージを頂きありがとうございます。とても参考、励みになります。
一話ごとの感想を載せていますので、ご意見ご感想や追加して欲しい作品などあれば、気軽に記事下のコメント欄またはtwitter、問い合わせフォームからお願いします。
また、当サイトは作者様、読者様の相互利益となる情報発信を旨としての運営に努めておりますが、万が一著作権上の問題等、お気づきの点がありましたら早急に対応させていただきますので、作品著作権者様におかれましてもフォームより問い合わせをお願い致します。
コメント