舞妓さんちのまかないさん 最新刊までの感想と漫画レビュー紹介

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舞妓さんちのまかないさん

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【異世界転生漫画】どれを読むべき?

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作品情報

【タイトル】

舞妓さんちのまかないさん

【作者】

小山 愛子

【発売日】

2017/4/12 ~

【掲載誌】

週刊少年サンデー

あらすじ

舞台

舞台は京都花街。舞妓さんの置屋が舞台です。
作中の描写から舞台となる置屋は祇園甲部祇園東かと思われますが、舞台のモデルはゲストハウス錺屋とのことです。

概要

学校のイベントで会った舞妓さんに憧れて京都の置屋に入ることを決意したキヨすみれ

しかし完璧超人のすみれとは対象的に昔から鈍いところのあるキヨは序盤でつまずいてしまい、まかないさんとして置屋で働くこととなる。故郷で野球部として活躍する健太を含めた幼馴染3人の日常と成長の物語。

登場人物

キヨ(野月 キヨ

舞妓さんになることを断念して置屋の賄いさんとして働く少女。赤いリボンがトレードマーク。17歳。

すーちゃん(戸来 すみれ)

キヨともに青森から上京した幼馴染。舞妓「百はな」として活躍。文武両道何でもこなす完璧超人。

中渡 健太

同じく幼馴染の男子。青森で野球部として活躍。無口。

既刊一覧

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※1話無料で試し読みできます。

見どころ

💡ただただ優しい雰囲気に包まれる

一番の見所はやはり癒やされる雰囲気です。

作品自体、登場人物、街の空気、絵柄に至るまで全てが徹底して優しくてやわらかい。本当にほっこします。

そして作品としてのメインは、キヨの作る飾らないいつもの料理と、健気でいじらしいすーちゃんの成長が見どころです。

 

日常の癒やしと、明日への活力を与えてくれる漫画。ぜひご一読ください。

作者

作者は「小山愛子

本作が4作目の単行本作品になります

前前作「ちろり」や本作のような作風が明らかにハマりのジャンルだと思うのですが、どういうわけか前作「勤労クレシェンド」のギャグや、スポーツモノなど色々なジャンルを描こうとされている個人的に不思議な作家さんです。過去にアシスタントをされていた作家さん(ガッシュベルの作者さん等)の影響でしょうか。

ホームページ・SNS

現在ホームページ・SNSなどは無いようです。

過去の作品

単行本

  • けっぱれ! 大黒
  • アイアンフェザー(全2巻)
  • PING PONG RUSH(全2巻)
  • ちろり(全8巻)
  • 勤労クレシェンド(全2巻)
  • 舞妓さんちのまかないさん(15巻)

読み切り

  • ヘブンズ★スター
  • 日常戦線
  • 杏仁遊戯
  • Go!Go!ライダー
  • ニポリの空
  • タマ!!!!〜真夏のグランドスラム〜
  • ハルが来た!(
  • 岡田武史 サッカー日本代表監督物語
  • 十和田’83
  • 始発電車

作者のその他の作品紹介

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雰囲気は本作とかなり近いですが、よりゆったりした耽美な空気があります。

これは絶対に読んでおきましょう。

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正直コレジャナイ感。単純にギャグ漫画としてもそこまで面白くは…

読まなくても大丈夫ですが気になる方は。

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同じくコレジャナイ感。やっぱり本作のようなタイプの作品が作者には合っていると思います。

感想

控えめに言って最高です。というより筆者はこういう感じの作品が大好きです。「ヨコハマ買い出し紀行」とか。なのでこの記事は割と贔屓目が付いているかもしれません。

個人的に一時期八坂近辺で仕事をしていたので馴染み深い景色がよく出てきて懐かしみが深いというのもあります。

モデルにしているというか、すーちゃんはこのまま沙月さんみたいになっていくのかなと思いながら見ています。一方キヨさんはのび太くん的な裏設定があるんじゃないかなとか邪推してみたり。

連載当初からこの作風は明らかに週間サンデーじゃなくアフタヌーンとかその辺という感じがしていて、ずっと読者層の違いで人気が出ずに打ち切りになるんじゃないかとビクビクしていましたがそうならなくて本当に良かったです。そういう部分では各話が短いのが良かったのかもしれませんね。

みんなの感想

  • 本誌で読んでからずっと大好きです。 もくもくとごはんをつくるキヨさんが愛しくて切なくて仕方なくて、あったかい飲み物をお供に読みたい漫画です。
  • ほんわか温かくて優しい漫画です。美味しそうでお腹すく
  • 絵と雰囲気がとてもいい漫画。時たま何故か手元において置きたくなる漫画がありますが、そういうタイプの漫画
  • 京都の街を歩きたくなる。
  • のんびりまったりと過ごしたい時に読みたくなる漫画かもしれません。
読書メーター

本当にただただ良い漫画という感じです

総評

4.5/5

舞妓さんたちをコミカルに描きながらも落ち着いた京都の空気を漂わせたペールカラーの雰囲気の秀作。とにかくいつまでも読んでられる・読んでいたいという作品でストレスが一切ないです。

舞妓さんや花街の薀蓄も随所に描かれており、知らない人には新鮮で、界隈によく行く人には共感できる部分も多いです。ただ逆に言えばあくまでほのぼの系なので、アクションモノなどが好きな方には物足りないんじゃないかなとは思います。

 

内容

ちなみにですが、15巻(執筆時点での最新巻)から新章に入り、少し構成が変わります。ネタバレになるので詳しくは描きませんが、具体的には健太の話が増えてより三人の絆の部分にスポットがあたるようになったという印象です。(180話・17巻終盤相当まで読んで)

作画

若干安定しない部分もあるのですが、そういうゆらぎのあるふわっとした部分も含めてとても作品に合っているいい画風です。

おすすめ

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関連情報

メディアミックス

《2020年アニメ制作決定作品》

NHKでのアニメ化が発表されています。

NHKさんは意外と手堅いですし作品の内容から考えてもいいマッチングですね。NHK WORLDなので海外発信を視野に入れているということなんですかね。

キヨさんはCV:花澤香菜さんらしいです。個人的にはどちらかと言うとすーちゃんのような気がしますがどうでしょうか。 

 

〈放送開始〉

NHK WORLD 2021年2月

Eテレ 2021年秋

その他

舞台の項目で少し触れましたが、ゲストハウス錺屋のキッチンはこんな感じ。

ほとんどそのままですね。

キヨさんが居そうです。

沙月さん

今はもう舞妓さんではないのですが、7年連続売花奨励賞(売り上げトップ)という、花街のロジャー・フェデラーみたいな(?)最強の舞妓さんが近年まで活躍されていました。

花街で何度かお見かけしましたがおっとりした雰囲気の美しい舞妓さんでした。

本名は益田月(ルナ)さんと言うそうです。

本作を読んで京都に行きたくなる方もいるかも知れないので、作中で出てくるお店やスポットも紹介しようかと思いましたが需要が不明なので、記事が重たくなりすぎるというのもありとりあえずここまでで。またコロナが終息する頃には追記できればと思います。

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