処刑少女の生きる道 3巻の感想・漫画レビュー（ネタバレ注意）

注意

当ページでは1話ごとの感想を掲載しています。まだ読んでいない人にはネタバレになる可能性があるのでご注意ください。また、展開の列挙やセリフの一覧などいわゆるネタバレが知りたい人向けの内容ではありませんのでそちらもご了承願います。

『処刑少女の生きる道』
作品情報

書籍情報

作者 佐藤真登（原作）/三ツ谷亮（作画） 提供開始日 2021/08/10 連載誌/レーベル ヤングガンガン 出版社 スクウェア・エニックス

処刑少女の生きる道 3巻
各話の感想（ネタバレ注意）

登場人物

●メノウ

　転生してきた日本人たちを処刑するシスター

●モモ

　メノウの補佐官の少女

●アーシュナ

　王女・姫騎士

●アカリ

　処刑対象のJK

●オーウェル

　大司教の老婆

処刑少女の生きる道 3巻のあらすじと感想

処刑少女の生きる道 3巻【第14話】

オーウェル、天使を召喚！

メノウによると大司教と天使両方倒すのは時間がかかりすぎるらしい！

時間かけたら倒せるのか！メノウどんだけ強いの！？

あと話によく出てくるけど師匠はどこ行ったんだろ？

儀式でアカリの意識の初期化が始まる！

けど、回帰の能力で未来の意識が回帰してきた！？

時間停止までできて、こんどはアカリが最強みたいになっちゃった！

モモをプッツンさせて暴れさせるアカリ！

多分これ読んでる人は全然状況わからない気がする！

正直こっちもあんまよくわかってない！

なんでそんなこと出来るのかはわからないけど、アカリにメノウからのプレゼントのリボンを破壊させてモモはおこ！

ちゃんとメノウが新しいの買ってるから後でフォローも出来るという…未来アカリの完璧な采配よ！

ん？

というか、未来のアカリが存在するということは死なないってことか？？

どうなんだろ

処刑少女の生きる道 3巻【第15話】

ドラゴンを片手で投げ飛ばすモモ！

モモにもアカリにも溺愛されるとは女たらしだなメノウは！

そういえばこの話男全然出てこなくね！？

男いないんだっけ！？

いや、王様とか機関車のスタッフは男だったような…

おこのモモは竜と悪魔を瞬殺、オーウェルに偽太陽を作って投げつける！

何という神展開！
おだやかな心をもちながら激しい怒りによって目覚めた伝説の戦士なのか！？

メノウが何かするみたいだけど、もうアカリとモモにやってもらったほうが早いのでは！？

処刑少女の生きる道 3巻【第16話】

搦手で決めにかかるが惜しくも届かず！
アカリの力を使うことに！

これはもうアカリは処刑されないってことなの！？

完全に仲間じゃん！

未来アカリがいるから殺せるとも思えないし…

処刑少女の生きる道 3巻【第17話】

何が起こったのかわからないけど決着！

多分パワー的なもので勝ったんだと思う！

わからんけど！

パワー！

３日後、これからはアカリを殺す方法を探る旅に出るらしい！

しかも３人仲良く！

サイコパスかよ！

リボンが壊れたことに絶望していたモモに新しいのをプレゼント

これはいい百合…

処刑少女の生きる道 3巻【第18話】

新章突入！
冒頭、「まーまー」言ってる娘がいますね、何でしょうかこの娘は？

一方、メノウたちは港町リベールに到着
沖合にあるかつての異世界人災害の跡地を不死身のアカリの殺害に使えないかと考えるメノウ

これはお互いどういう感情で旅をしているんでしょうか

状況をおさらいしますと、メノウは異世界人で不死身のアカリを殺そうとしており、一方アカリは能力の一部である未来のアカリがメノウの目的を知った上で同行しているという状況です

ややこしい…

ちなみにアカリの能力は不死や再生ではなく時を操る能力なのです

あまり感情的な描写がないのはメノウの経歴によるもの…？

まずは街の司教へ挨拶に来たメノウだが、狂っていた大司教オーウェルに続き今回の司教も代替案は出さずに文句をつけるタイプの無能上司
メノウは経費を得るために司教の手伝いをさせられることに

オーウェルのときと同じパターン！
これは行ったら罠にハマるまであるな！？
ないか

なにやら生贄によって力を得るクスリが流通しているとかでそれを調べろということみたいだけど、アカリが暴走しちゃったら余裕で街の１つ２つ吹き飛ぶのにそっち優先で良いの！？

教会全体としての最優先事項が異世界人撲滅、というわけではないってことなのかな？

処刑少女の生きる道 3巻【第19話】

サービスシーン！
その名は風呂！

メノウはアカリと公衆浴場で入浴中です

メノウのスタイルに言及し、自分の裸の感想を200文字以内で述べさせようとするアカリ！

間違いなく19話のハイライトはココ！
アカリは言わずもがな、メノウ先生もなかなか着痩せするタイプだった！？

モモ登場！
モモはそこらで拾ったものを売って小金持ち、しかもメノウに貢ぐ以外に使い道がないらしいのでその金を使うことを提案

良いこと言うね！

とはいえ、旅したところで目的地もない（？）みたいだし、旅というよりアカリを殺す方法を探す流れにはならないのかな？

こっちが思っているより逼迫してる状況ではないってこと？

いやなんか１、２巻ではすげぇヤバイみたいな感じで煽られてる感じがしたもんで

船で沖合を目指すメノウたちと、暗躍する秘密結社

次巻は早々に戦闘になりそうです！

処刑少女の生きる道 3巻
総合評価・レビュー

この巻のレビューと感想

 2.3/5

画力 85%

ストーリー 61%

テンポ 70%

オリジナリティ 67%

設定・構成力 42%

今巻は前章の決着と新章の導入なのでストーリー的な部分ではやや繋がりは少ないパートになります。戦闘メインの前半は唐突な覚醒で形成が逆転するなど大味の展開、新章では本筋とは関係のないエピソードが始まるようでこちらは判断が難しいところです。

大司教がとんでもないことになっていた割に次の街の司教とは話題にもならないって、横のつながり的なものはないってことなのかなぁ。アーシュナも放置されちゃったみたいで次巻は一体どうなるのでしょうか。

「処刑少女の生きる道」作品全体のレビュー

内容

【17話まで】全体的に粗さが目立つ気がします。説明不足なのか、要素の出し方が唐突で、説明しないで説明するという話の作り方をしようとしているのだとしたら、正直失敗していると思います。シスターの使う導力もどういう力かわからず読み手としては何でもアリ状態。そういう意味では全体的にもったいない印象を受けます。

タイトルからは処刑少女（主人公）の葛藤などが描かれることが想像されるのですが、実際には人格がなくなっている影響で殺しの抵抗はあまりない（？）設定で、悪い意味で期待が裏切られるというか、メインの話がどこなのかも掴みかねます。

作画

スッキリしていて狂いもなく安定した作画です。やや目の描き方に特徴があるのでもしかすると合わない人もいるかも？背景は省略多めの印象。