ワールドトリガー本編のあらすじと設定
漫画情報
・タイトル:ワールドトリガー
・作者 :葦原 大介
・ 発売日 : 2013/7/4 ~
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設定とあらすじ
舞台
ある日突然異世界への門”ゲート”が開き、近界民”ネイバー”と呼ばれる侵略者が現れる。
地球上の兵器が効かない彼らの侵攻をに恐怖する市民を救った一団は界境防衛機関”ボーダー”を名乗り、近界民に対し、トリオンを用いた独自の兵器による防衛体制を整えた。これにより、依然として門からは近界民が出現するにも関わらず、人々仮初の平和の中では今日も普通の生活を続けている。
概要
“ゲート”が初めて開いてから4年半が経過したころ、周囲に隠しながらボーダーC級隊員をしていた男子中学生三雲修のクラスに、本来敵であるはずの”ネイバー”の少年空閑遊真が転校してくる。
遊真が”ネイバー”であり、亡き父親の友人を探しにこちら側の世界に来たこを知り、修はそんな遊真に振り回されながらも、こちらの世界に慣れていない遊真が逸脱した行動を取らないよう監視するという名目で行動を共にすることを決める。
●空閑 遊真
近界民(ネイバー)で玉狛第2(三雲隊)隊員。身長が低く幼い風貌の白髪の少年。
●三雲 修
遊真の同級生で眼鏡をかけたインテリ担当の黒髪少年。
●雨取 千佳
黒髪でおかっぱ頭の女子。トリオン量が膨大。学校の描写は殆どないが、上の二人より1つ下の中学二年生。
●ヒュース
捕虜となり、三雲隊に入ることになったアフトクラトルの実力者(ネイバー)。
ワールドトリガーに登場する設定用語
・近界(ネイバーフッド)
近界民が住む世界。宇宙のような空間に巨大なトリガーで作られた星が浮いており、その上に複数の国が成り立っている。
・トリガー
ボーダーが使用・管理している道具。元々は近界のテクノロジー。トリオン兵に対抗できる唯一の武器でもある。トリオンにより形状、機能をもたせ作り出すが必ずしも武器ではない。
・トリオン
トリガーを用いるための生体エネルギー。魔力のようなもの。
ワールドトリガーのおすすめポイント
どこかアンニュイな性格の主人公空閑遊真を含め、個性的なキャラクターが数多く出てくるので読んでいて飽きない。
読み始めると既刊分一気読みしてしまうタイプの作品です。設定自体は侵略者で敵である”ネイバー”の本拠地を目指すという比較的シリアスな内容なのですが、途中から”ネイバー”の世界へ向かうための仮想戦闘によるランキング戦がメインの進行となり、それをどこかスポーツのように描いているのが珍しい切り口に思えます。
ワールドトリガーの作者は「葦原 大介」
当時前作の「賢い犬リリエンタール」の連載を読んでいて独特の雰囲気があるなと思っていたのを覚えていますが本作でも健在です。
作者「葦原 大介」のホームページ・SNS
※現在SNS等はありません
「葦原 大介」の過去の漫画作品一覧・読み切り作品
- ROOM303
- 賢い犬リリエンタール
- トリガーキーパー
- 実力派エリート迅
- ワールドトリガー
「葦原 大介」のその他の作品紹介
ワールドトリガー最新刊までの感想
ワールドトリガーを最新刊まで読んでみた感想
新たな出会いから秘密組織での訓練、戦闘という流れは王道中の王道ながら明らかに通り一遍ではない作者の世界観を感じることができます。
途中から模擬戦ばかりの展開になる点に「本線は?」「これいつまでやるの?」というよな声もありそうですが、むしろ作者が描きたかったのはこっちなのでは?というくらい模擬戦の内容が毎度よくできていて、いくらでも読んでいられるという感じです。
ワールドトリガーは面白い?ネットの感想と評価まとめ
面白い! 支持意見
ジャンプらしい作品でした。とても面白い。一気に既刊全て購入するレベルで面白い
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遊真の搔き回しっぷりと、唐突に現れるネイバーの存在により、物語にどんどん引き込まれて行きました
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怪我をしても死んでも復活する「トリオン体」という設定で残酷に陥ることなく、死ぬことも作戦のうちと割り切った高度なゲーム的戦略バトルが楽しめる。
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面白くない! 不支持意見
友人に4巻まで読んでと言われ4巻まで読みましたが、期待はずれでした なんだかチートキャラ多いし似たキャラが多く、キャラの判別がつきにくい
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手塚以来マンガの大きなテーマとして記号である登場人物を如何に生かすか(殺すか)?というのがあったはずだ ベイルアウト?はとにかく最悪、誰も傷つかず死なないことで、全てのキャラクターが死んでいる、ウォームボディーズよりよほどゾンビだ
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メディアミックス想定で人気が出ればゲーム化なんていう 漫画もあるがゲームのキャラ作りなんかと比べると魅力が乏しすぎ。
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ワールドトリガーの総合評価とおすすめ度は?
単純に面白い!変な搦手の展開がないのもテンポを良くすることに貢献していて少年漫画らしくて好印象です。
やはり何より設定が独特。そしてストーリー進行がスムーズで読んでいてストレスを感じないのでどんどん読めてしまいます。
何かいいマンガないかな、とお探しの方にはぜひ読んでほしい作品ですね。
アニメ版ワールドトリガーと関連情報
ROOM303とワールドトリガー(ネタバレ注意)
ROOM303とは、作品一覧の初めに上がっている通り、ワールドトリガー葦原大介先生のデビュー作にして6年前ジャンプに載ったきりの作品になります。
ROOM303は大筋としては5人の少年少女が謎に挑むミステリに近い作品です。
この作品がワールドトリガーとどう関係するかということですが、実はワールドトリガーに登場する片桐隊のメンバー片桐隆明、一条雪丸、桃園藤一郎、尼倉亜澄、結束夏凜とこの5人が同一人物となっています。
ただ作品自体に何かしらの影響を与える設定というよりは、イメージとしては過去のキャラクターを本作にも活用したコアなファン向けのサービスとも言えるかも知れません。
模擬戦ばかりで本編は進んでいるのか問題
一応実際のネイバーフッドとの戦闘を想定してという名目はあるものの、本編においては肝心の戦闘はほぼ出てこず、リハーサルばっかじゃん、とダレてしまった人も少なからずいるようです。
漫画としてはこの模擬戦がある意味見どころでもあるのですが、ストーリー的には停滞が長くやや特殊な作りの漫画とも言えます。
バトル漫画、例えばドラゴンボールでずっと天下一武道会をやっているというようなイメージでしょうか。
そういった意味では意見が分かれるところではあり、逆にこれが無理だという人には作品自体が向かないかもしれないです。
閉鎖環境試験と最新刊25巻付近の展開
一旦模擬戦のパートを終え、ストーリーは閉鎖環境試験のエピソードとなっています。ネイバーフッド行きという主目的から考えるならば一歩前進したといったところでしょうか。
しかしこの閉鎖環境試験ではその一環として、模擬戦を簡略化したゲーム戦闘が展開されています。模擬戦でダレていた人には流石にうんざりというところで、もはや本線を進めることの重要度は葦原先生の中では重要度の低いことなのだということが伺えます。
模擬戦があるのにわざわざゲームに変えて似たようなことをやる必要はあるのか?という意見は確かに分からないでもないですが、ここはトリオン戦闘を描くといよいよまともに話進まなくなるからむしろ簡略化のためにゲームにしたのではないでしょうか。
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