注意
当ページでは1話ごとの感想を掲載しています。まだ読んでいない人にはネタバレになる可能性があるのでご注意ください。また、展開の列挙やセリフの一覧などいわゆるネタバレが知りたい人向けの内容ではありませんのでそちらもご了承願います。
作品情報
書籍情報
・タイトル:勇者に敗北した魔王様は返り咲くために魔物ギルドを作ることにしました。
・作者 :とうろう
・発売日 : 2020/5/9
・出版社 :BUNCH COMICS
勇者に敗北した魔王様は返り咲くために魔物ギルドを作ることにしました。
各話の感想(ネタバレ注意)
登場人物
魔王
勇者に倒されるもなんとか分体を残し再起を図る
スライム
失落後初めてであった魔物仲間、べらんめえ口調の兄貴肌スライム
業炎
オーク改めイフリートのマッスル教官
もくじ

勇者に敗北した魔王様は返り咲くために魔物ギルドを作ることにしました。1巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
勇者に敗北した魔王様は返り咲くために魔物ギルドを作ることにしました。
【第1話】崩御。

勇者を楽に倒した魔王。 しかし絆の力と言いながら無限に続く勇者のゾンビアタックによってついには殺され、勇者は王都へ帰還し、未来永劫語り継がれる偉業となる。fin.
という魔王敗北から始まる成り上がりストーリーです。
魔王サイドから見ると延々コンテニューしてくる勇者って使用の段階でチートだよね…RPGやってるときは「魔王強すぎ、チートかよ」とか思ってたけど
倒される前に魂を分けていた魔王がツッコミとともに復活する。
「いやいやfinではなぁいいいいい!」ってね
そういえば魔王も何年かごとに復活するみたいな設定が多いけど、なるほどこうやってたのか…しらんけど
情緒不安定で口から出ていく魂を吸い込んだりなかなかにコミカルな魔王様
通りがかりのスライムと戦闘になり、古代魔法「原初の火」を放つが、火おこし器の程度のちんけな火が出るだけ。 殴りかかるも勝てず、魔王ロールプレイのイタイやつだと思われ慰められる
ぅゎ魔王ょゎぃ
つまりLv.1みたいなことになってるご様子、ししてもスライムに負けて泣き出すとは…
なんやかんやで兄貴肌のスライムと行動をともにすることに
べらんめえ口調のスライム新しい!
この辺の感じだと割と作画がガチ目なコメディ漫画かなという感じ
勇者に敗北した魔王様は返り咲くために魔物ギルドを作ることにしました。
【第2話】魔王様、世知辛さを知る。

冒険者に見つかり逃げながらなけなしの魔力で応戦するも、魔力なしでも使えるスクロールで簡単に弾かれる
魔力無しで使えるスクロール!?なんだそのどちゃくそ便利なチートアイテムは…
これ冒険者の標準装備だとしたら魔物詰んでるのでは
スライムが口から入って頭を吹き飛ばすことで冒険者を倒すことに成功するが魔王はあんまりのやり方にドン引き。
唐突にやってくるスプラッタはもちろんモザイク処理なんだけど、怖ぇ…
顔にまとわりついて窒息だと攻撃される可能性あるから中から吹き飛ばして確殺するスタイルか、怖ぇ…
スライムに諭され一緒に死体を食べるが、弱すぎると指摘され人間の子供の姿に変身することに
魔王様モシャスは覚えてるのね
1話でコメディとか思ってたのにいきなり人間食い出すというなかなかのサイコ展開…ではあるんだけど表現としてはコミカルな感じなので苦手な方でも安心してお読みいただけます
孤児に化けて近場にいた人間に取り入ろうとするが逆に拐われそうになり、魔物の姿に戻ると殺されそうになる
さっきから人間が怖いんだよ!見るなり「ガキだ攫おう」が第一声ってシンプルにイカれてる
人間が絡むと急にやばめの展開になりだすのなんなの
しかしそこをオークに助けられ村へ行くことに
オーク逞しい…
というかまた兄貴タイプだ、この漫画、ヒロインはでてきません、兄貴しかでてきません
勇者に敗北した魔王様は返り咲くために魔物ギルドを作ることにしました。
【第3話】 魔王様、オークの村へ行く。

オークにもロールプレイだと思われ、魔王についての酷評を聞く羽目になる
予期せずして下々の声を聞くことになる魔王様
こうして良き魔王へと成長していく過程が描かれる奥の深い漫画…なんだろうか?
魔王という存在に思い悩むこととなり、オークの提案で哲学を学びにダークエルフの村へ
哲学を学ぶ魔王…一体どこに向かっているんだ…そして素直に提案を聞き入れる魔王様
ちなみにこの世界ではオークをとエルフ=性的なやつではないらしい
いやむしろこの構図は一体どこから生まれて定着したんだという感じなんだけど
勇者に敗北した魔王様は返り咲くために魔物ギルドを作ることにしました。
【第4話】魔王様、肉体を磨く。

同行する二人のオークはキレキレのマッチョマンだった
いやテンションがわからん
あ、そうか、成長のためには肉体も鍛えないと、ってことなんだろうか?
二人と共にまずはダークエルフの村へ教示に行く大教官なるオークを迎えに行くことに
不思議な流れの進行です
魔王様はもは流され系リアクターのポジションに収まってきてるんだけど、彼のリアクションとツッコミはなかなかのものです
溶岩の中から現れた大教官はオークではなくイフリートの業炎であり、突然マッスルトレーニングをさせられるハメに
ちょっと何言ってるのか状況についていけない感はある!正直ある!
なんでブートキャンプ始まった!?
しかも割と真面目な解説入れてくる
そして作画がそんなギャグ展開に付けるクオリティじゃないんだよな
勇者に敗北した魔王様は返り咲くために魔物ギルドを作ることにしました。
【第5話】 業火。

走ってダークエルフの村へ向かう一行
マジ脳筋
ここはツッコミどころ満載なんだけど逐一解説するようなことなのか?という気がしたのでちょっと割愛します
ネタやボケなんて解説するもんじゃないので本誌読んでもらうのがよかろうもん
勇者に敗北した魔王様は返り咲くために魔物ギルドを作ることにしました。
【第6話】魔王様、クリエイティブる。

エルフの村でまたもや筋肉トレーニングが始まりその場を離れたい魔王はダークエルフのギャル口調少女に村を案内してもらうことに
筋肉引っ張りすぎ!
ファンタジー漫画の1巻で3話にもまたがってやることじゃないだろ!などと突っ込みたくもなるというもの
杖を強化してもらうためにクリエイティブマスターなる存在に会いに行く
すべてを失った魔王様ですが自前の杖は持っているので、これはどうやらキーアイテムっぽいぞ
勇者に敗北した魔王様は返り咲くために魔物ギルドを作ることにしました。
【第7話】 贖罪。

結果的にチャラ男キャラのクリエイティブマスターに杖の強化はできなかったものの、単なる道具でないということがわかる。
それにしても次々と芳ばしいキャラが出てくる
杖の話大事そうだけど雑音がひどい!もうクリエイティブマスターって名前からして腹立つ!
というかこんなんエルフか?ゴブタみたいな奴なんだけども
話をしているとクリエイティブマスターの祖母が危篤という知らせが入る。 見た目は若いがすでに孫の顔もわからない祖母は、とあるオークを恋人と勘違いしており、そのオークは最後までその嘘を演じるため思い出の場所へ祖母を連れて行く
え、なんか唐突にいい話始まった…
変調が激しすぎて読者置いてけぼり感エグない?
本当の恋人は祖母を医者に見せるための資金繰りのために魔王が起こした戦争に参加し死亡していた
そしてこの結末である
ここでこういう形で魔王様の方に飛んでくるのか…
勇者に敗北した魔王様は返り咲くために魔物ギルドを作ることにしました。
【第8話】 別れ。

クリエイティブマスターの祖母の葬儀の準備を手伝うことに
悔いている、というのとはちょっと違いそうだけどさすがに魔王様も思うところがあるようで
真摯に働く魔王様
ダークエルフの火葬では原初の火というのを用いるのが最良とされ、肉親がなるべくこれに近いものを作るしきたりだが誰も本物は作れておらず、クリエイティブマスターのものも不完全であった
クリエイティブマスター氏も普通に真面目な青年なんだけど、マジでなぜギャル男にしたんだ…
遺体を船で送り出す際クリエイティブマスターは最後まで騙すような真似をしたことを謝り、治療方を探すために奔走するあまり一緒にいられなかったことを悔やむ
治療法を探すのが良かったのか、そばにいるのが良かったのか、正解のない問題
誰かのためにやることは必ずしもその人の望むこととは限らないという悲しみがある
最後に船に火が放たれ、再現できないはずの火に呆然とするクリエイティブマスターに「見事な種火だ」と魔王が声をかける
原初の火を扱えた魔王様の粋な計らい
魔王は勇者の言っていた絆という言葉に思いを馳せる
この件で魔王様が得たものは大きかったのではないだろうか
いやマジで筋肉の件何だったんだ…
この漫画のおすすめ度と総合評価・レビュー
この巻のレビューと感想
ストーリー
テンポ
オリジナリティ
没入
設定
構成
作画
書評
1巻の段階ではまだ大筋はいまいち見えませんが、予想される色んな経験を経て成り上がるという王道ストーリーに行くのであれば外連味高いという点でも期待値は高いです。逆に1巻の時点で内容がつかみにくいいわゆる散らかった構成になっている印象はあります。テンポは良いので何巻か読んでみて、という感じの作品になりそうです。
感想
とりあえずギャグ可シリアスかはっきりして、という感じでずっと読んでました。この構成は最近の流行りというか。鬼滅の刃のような基本シリアスでギャグもガッツリ入ってきて面白い7対3くらいのが多いですが、この作品は現段階ではコメディ…調にシリアスが入ってくるという逆パターンの感じがします。
それにしても展開が読めないのでしばらく読んでみたいと思います。
作画
大駒のシーンは特に異常な画圧のある作画で見応えがある反面、人物の顔はやや不安が。単に画風とも言えますが好みは分かれそう。
勇者に敗北した魔王様は返り咲くために魔物ギルドを作ることにしました
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本作は漫画原作作品であり、なろう小説などのコミカライズ作品ではありません。
勇者に敗北した魔王様は返り咲くために魔物ギルドを作ることにしましたの最新話・無料配信サイトは?
最新話公式配信サイト くらげバンチ
この記事は現在までに1万冊以上の漫画を読んだ管理人が、独断と偏見で好き勝手書いています。1巻ごとのレビューと、一話ごとの感想の備忘録です。
作品自体のレビューは作品ページにて。
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